ご挨拶

今や、「情報」に関する理論や技術は様々な場面で利用され、多様な社会的課題を解決するために、更に発展していくことが期待されています。特に、データサイエンスおよび人工知能(AI)に関わる研究分野は、そのような発展を牽引する重要な位置づけとなっています。この背景の下、東京工業大学では、当該分野のトップレベルの研究のハブとなるべく、情報理工学院を中心に、全学的体制のイノベーション研究推進体として「社会的課題解決型データサイエンス・AI研究推進体」を設置するに至りました。学院を跨る多数の教員が互いに協力するとともに、産業界とも密に連携して、データサイエンスとAIに関する多面的なアプローチによって社会的課題の解決を目指します。また、併せて、当該分野で活躍する人材の育成を行ってまいります。これまでの関係各位のご尽力に感謝致しますとともに、今後益々のご協力をよろしくお願い申し上げます。

東京工業大学情報理工学院長・教授
増原 英彦